岡山から「桃の花」届く/JTAが佐良浜保へ
園児ら「ひなまつり」歌い感謝
沖縄県と岡山県の交流を目的に日本トランスオーシャン航空(JTA、本社・那覇市、丸川潔社長)は26日、佐良浜保育所(天願幸子所長)に岡山県西大寺観光協会から提供のあった岡山県の県花「桃の花」を贈った。園児の女の子2人が優雅な踊りを披露し、全園児44人が童謡「うれしいひなまつり」を元気いっぱいに合唱して感謝した。同園への贈呈は初めて。
3月3日の「ひなまつり」は女の子の健やかな成長を祈る行事。旧暦では桃の花が咲く季節に当たることから「桃の節句」とも呼ばれている。
天願所長は「桃の花は、JTAの飛行機に乗って贈られたもの。大変感謝している。これも伊良部大橋の効果と思う。」と感謝の意を表した。
友利所長とJTA宮古空港旅客課の島尻有香さんが「桃の花」を手渡した。甘い香りが辺りに漂い、全員が笑顔を見せていた。
贈呈式でJTA宮古営業所の友利浩所長は、車で伊良部大橋を短時間で渡って来たと伝えた。その上で「来月3日の『ひなまつり』には飾ってお祝いしてください。皆さんの上手な歌をありがとう」と礼を述べた。
JTAは宮古島では佐良浜保育所を含めた21施設・団体に桃の花を贈呈する。
JTAは1988年3月11日に那覇-岡山線を開設。ボーイング737-400型機(145席・150席)を毎日1往復運航させている。2014年度実績では、年間旅客数8万6607人、利用率82・6%。