レベルの高い演奏披露/全宮古吹奏楽祭
11団体270人が出演/優秀活動・演奏者表彰も
第29回全宮古吹奏楽祭(主催・宮古地区吹奏楽連盟)が27日、マティダ市民劇場で開かれた。小、中、高、OBの計11団体約270人が出演。金管や木管、打楽器など、それぞれの楽器の特徴を生かしながら、レベルの高い演奏を披露した。目覚ましい活動や顕著な成績を上げた児童生徒たちを優秀活動者・演奏者として表彰した。
2015年度は、第55回県吹奏楽コンクール(昨年7月)で平良中と宮古高校が金賞を受賞。第36回県吹奏楽アンサンブルコンテスト(昨年12月)では平良第一小金管五重奏と、平良中打楽器五重奏がそれぞれ金賞を獲得し、県代表に選ばれるなど実りある1年となった。
この日の吹奏楽祭では、それぞれの学校が年間の集大成と位置付け。オープニングを飾った北小は「宇宙戦艦ヤマト」で息の合った演奏を繰り広げると、東小は「ベストヒットブラス2015」で迫力ある演奏を披露した。
平良第一小は、ラテンナンバーの名作「エル・クンバンチェロ」を、南小は、スイングジャズの傑作「シング・シング・シング」で聴衆を引き付けた。
県や九州大会出場で力を付けた北中、平良中が続くと、宮古高校は「フィンガー5コレクション」で貫禄の演奏を見せつけた。
金管合唱団「響」や「うむっし鼓笛隊」、宮古吹奏楽OB会、石垣市民吹奏楽団は洗練された演奏で観客を魅了した。
最後は、出演者全員で高校野球の応援歌でおなじみの「アフリカン・シンフォニー」を会場いっぱいに響かせてフィナーレを飾った。
開会式で、宮古地区吹奏楽連盟の長濱隆会長は「来年は回の節目を迎える。小、中、高、OBとそれぞれの年齢層で、今後どのような音楽を奏でていくのか楽しみ。今や県代表になるのは珍しいことではない。これは周囲の応援のおかげ。今後とも支援をお願いしたい」とあいさつした。
表彰されたのは次の皆さん。
【優秀活動者賞】高良瑠菜▽砂川妃莉▽平良瞳来(以上、東小)▽松川裕梨▽砂川穂乃花▽金井結(以上、北小)▽砂川莉子▽村上真海▽友利累渚(以上、平良第一小)▽下地かりん▽狩俣璃々杏(以上、南小)▽宮城満里奈▽前里愛羅(以上、平良中)▽池原夢野▽藤原美央▽本村優樹(以上、北中)▽武富崇太▽池城ゆりか(以上、宮古高校)
【優秀演奏者賞】平良中吹奏楽部、宮古高校吹奏楽部(第56回県吹奏楽コンクール金賞)平良第一小金管五重奏・管打八重奏、平良中打楽器五重奏・金管八重奏、北中金管八重奏、宮高クラリネット八重奏・金管八重奏(第回県吹奏楽アンサンブルコンテスト金賞)荷川取美南海(北中、マリンバ)、松原樹里(宮高、アルトサクソフォン)(第37回県吹奏楽ソロコンテスト金賞)平良第一小金管五重奏、平良中打楽器五重奏(第40回九州吹奏楽アンサンブルコンテスト銀賞)