11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
教育・文化
2016年3月1日(火)9:07

小中一貫校の新設要請/城辺地区24自治会・区長会

生徒数減少で危機感/教育長に早期統合求める


宮國教育長(左)に要請書を手渡す砂川会長(手前右)=29日、市役所城辺庁舎教育長室

宮國教育長(左)に要請書を手渡す砂川会長(手前右)=29日、市役所城辺庁舎教育長室

 城辺地区24自治会・区長会の砂川雅一郎会長は29日、市役所城辺庁舎に宮國博教育長を訪ね、同地区の小中学校をできるだけ早期に統合して小中一貫校を新設し、地区に活性化をもたらす学校づくりに取り組むよう求める要請を福嶺学区自治会・区長会の新城利保会長、城辺学区自治会・区長会の藤村健次会長、西城学区総務会の神里清春会長との連名で提出した。

 現在の学校規模適正化基本方針では、城辺地区は4中学校を2021年度までに1校に統合、小学校4校は児童数の推移や中学校統合の結果を見守り、統合の時期は速やかに決定するとされている。

 教育長室を訪れた砂川会長は、児童生徒数の減少は著しく、16年度には福嶺中学校が休校となり、17年度からは福嶺小学校から進学すべき中学がないために地区外の中学へ進学することが予想されるとした上で、「このままでは城辺地区から学校がなくなってしまわないかとの危機感を持っている」との認識を示した。

 その上で、城辺地区24自治会・区長会で協議した多数の意見、要望として、①学校規模適正化基本方針を見直し、できるだけ早期に福嶺、城辺、西城、砂川の4小、中学校を統合して小中一貫校を新設すること②地域の宝である子供たちの未来を切り開き、城辺地区に活性化をもたらす学校づくりについて教育委員会は強力な取り組みをすること-の2点を要望した。

 砂川会長は、砂川学区自治会・区長会では同問題についてまだ結論が出ていないため今回の要請には加わらなかったことも合わせて説明した。

 宮國教育長は「皆さんの要請は規模適正化作業を理解してもらった結果だと思う。議論をして、どう要請に応えられるか検討したい。できる限り要請に応えられるよう模索していきたい」との考えを示した。

 砂川会長は「賛否があることなので、今後、何か機会があるごとに進ちょく状況を明らかにしてほしい」と要望した。

 2月1日現在の城辺地区の合計児童生徒数は、小学校が292人、中学校は162人となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!