市で初のリーガルウエディング/香港人夫婦が婚姻届
市長が証明書手渡す
宮古島市では初めてとなるリーガルウエディングが7日、市役所平良庁舎で行われた。香港人カップルの廬之恒ジェイソンさんと曾潔如さんが婚姻届を提出し、下地敏彦市長から婚姻届受理証明書が手渡された。市役所の職員から盛大な祝福を受けた廬さんと曾さん夫婦は大好きな宮古島で永遠の愛を誓った。
リーガルウエディングとは、海外で現地の法律に基づき結婚することで、国によって条件・形式が異なるが日本では、戸籍法に基づいて婚姻届を市町村役場に届け出ることを指している。
今回の結婚式を主催している沖縄ワタベウエディングでは「香港客の需要は、婚姻届受理証明書が香港で婚姻の正式書類として扱われ、手続き上の利便性に加え、海外で式を挙げるステータスにもなっている」と説明した。
婚姻届受理証明書を手渡した下地市長は「宮古島で初めてのリーガルウエディングであり、私もうれしく思う。ぜひ幸せな家庭を築いて健やかな日々を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
夫の廬さんは「妻が大好きな宮古島で、家族もみんな招待して結婚することができてとてもうれしい。また、ぜひ宮古島に遊びに来たい」と感謝の言葉を述べた。
廬さん、曾さん夫婦の挙式はこの日の午後にシギラベイサイドスイートアラマンダのチャペルで執り行われた。
市によると、県内ではすでに9市町村でリーガルウエディングが行われており、宮古島市は10番目の自治体となった。