ハーベスター15台導入へ/市議会経工委
新年度予算に1億2648万円計上
宮古島市議会経済工務委員会(仲間則人委員長)が8日、市役所平良庁舎で開かれ、2016年度一般会計予算案のうち農林水産部と農業委員会が所管する歳出予算などについて担当部局から説明を聞いた。農林水産部の砂川一弘部長は新年度にハーベスター15台などを導入するための補助金として1億2648万円を計上していることなどを説明した。
16年度一般会計予算案の農林水産部所管の主な歳出では、単身者と夫婦の新規就農者に給付金を支給する青年就農給付金として4425万円、ハーベスター15台とトラクター5台を導入するサトウキビ安定生産確立対策事業補助金として1億2648万円、伊良部海業支援施設を整備する産地水産業強化支援事業工事請負費に2億7032万円などが計上されている。
ハーベスター導入については、15台のうち沖縄製糖宮古工場と宮古製糖伊良部工場管内に各3台、同城辺工場管内に2台の導入が内定していて、残りの導入地区は今後、ハーベスター運営協議会など関係機関で検討していくことを説明した。
16年度予算案の水産費の中には宮古島海中公園の工事請負費1144万円と機械器具費1982万円が計上されている。これについては亀浜正博水産課長が、台風接近時に海中展望室のガラス面を保護するための鋼鉄製カバーがさび、さびが海へ落ちる状態となったことから、繊維強化プラスチック(FPP)製カバーへの取り替えを行うためのものと説明。委員からは、開業5年目の民間指定管理の施設に市が多額の修繕費を拠出することへ疑問を呈する意見が挙がった。