下地与那覇にホテル建設/本土企業が4階建て計画
市景観審議会が答申へ
宮古島市景観審議会(真壁恵修会長)は9日、市役所下地庁舎で第3回審議会を開いた。下地敏彦市長から諮問を受けた▽グランヒューリ宮古島ホテル(仮称)計画に伴う景観計画届出▽久貝マンション新築工事に伴う景観計画届出-の2議案を市景観条例に基づいて審議した。その結果、下地字与那覇(一帯は通称長崎)に建設予定のホテル計画については、既存のモクマオウ林など緑の保全に配慮した環境整備を提言し、市景観計画に適合と認めた。近く下地市長に答申する。マンション新築工事計画に関しては結論は出ず、継続審議となった。
ホテルを計画しているRYUSEI HOLDINGS(東京都、澁田隆一代表)が市に提出した「宮古島市景観計画区域内行為届出書」によると、地上4階、地下1階建て。敷地面積3万6654平方㍍、建築延べ面積2万2493平方㍍。敷地内の既存樹木については、可能な限り残すものとし、原風景の継承と防風林としての役割を継続するとしている。
マンション新築工事計画では、地上6階建て。高さの最高は20・2㍍、軒高さ18・7㍍。市景観計画では、市街地での建築物の高さを15㍍と設定していることから継続審議と決めた。
この日の審議会は冒頭以外は非公開で行われた。