27人が〝15の旅立ち〟
島を離れて高校進学へ/多良間中学校卒業式
【多良間】多良間中学校(本村晃則校長)の第68期卒業式が12日、同校であり、27人(男子14人、女子13人)が慣れ親しんだ母校に別れを告げた。高校がない多良間島では卒業後は島を離れ沖縄本島や宮古島の高校に進学する。式では本村校長が一人一人に卒業証書を手渡した。
本村校長は「15歳で島を出ますが健康第一、感謝する心、優しい気持ちを持ち、笑顔で毎日が過ごせるように頑張ってください」と激励した。
伊良皆光夫村長は「新たな道で目標と、自分自身に責任を持ち、思いやりの心を忘れずに、一生懸命頑張ってください」と激励の言葉を贈った。
在校生が「友達でいようね」を合唱。楽しくすごした中学校生活を思い出し、感極まって目頭を押さえる卒業生もいた。
卒業生は式後、在校生や保護者が作る花道で紙吹雪を浴びながら門出。父母や在校生から盛大な祝福を受け巣立った。
学校特別賞は次の通り(敬称略)。
【9カ年間皆勤賞】高江洲由芽
【3カ年間皆勤賞】 親里来椰、西筋千華
【校長特別賞】亀川葵
【成績優秀賞】西平夏生、高江洲由芽、垣花未来、亀川葵
【特別活動賞】スポーツ活動=波平空大、渡口竜晴、西筋千華▽文化活動=福原華音▽地域活動=久志勝一、伊良皆裕菜