青空の下で走り満喫/伊良部マラソン
海風受け、自然と触れ合い/4コースに890人参加
第17回ロマン海道・伊良部島マラソン大会(主催・伊良部地域づくり協議会)は20日、伊良部島と下地島をコースにした最長23㌔で行われた。A~Dまでの4コースに計890人が参加。青空の下、家族や気の合う仲間、職場の同僚たちと一緒に、自然を満喫しながらそれぞれのペースでゴール目指した。
大会は午前9時30分に平成の森公園をスタート。219人が参加したAコース(23㌔)は、伊良部公園や渡口の浜を通り、伊良部大橋詰め所を折り返して下地島を一周した。
自己記録に挑戦する人や、マイペースで歩を刻む人などさまざま。沿道での温かい声援や、エイドステーションでボランティアが差し出す冷たい飲み物などが参加者を後押しした。
この日は青空が広がり、最高気温は22・9度と、ほぼ平年並み。Dコース・ファミリーコース(1・6㌔)には家族連れなど187人が、手をつなぎながら会話を弾ませてピクニック気分を味わった。
宮古で合宿中のキヤノンアスリートクラブ九州の女子長距離部10人もオブザーバーで参加し、地元の人たちと交流を深めた。
ゴールには家族や友人らが出迎え。完走証と完走メダルが全員に贈られ「おめでとう」「お疲れさん」などの歓声と笑顔が広がった。
会場の平成の森公園では、各団体がぜんざいやなまり節、うずまきパンなどの伊良部ならではの特産品を無料で配布。県外からの参加者を喜ばせた。
開会式であいさつした実行委員会の比嘉臣雄委員長は、伊良部大橋や通り池、佐和田の浜などの観光名所を紹介し「島の自然の醍醐味(だいごみ)を満喫しながら、自分のペースでレースを楽しんでほしい」と呼び掛け。下地敏彦市長は「自分のペースで大会を楽しんでほしい」、市議会の棚原芳樹議長は「交流も深めて良い思い出をつくってほしい」とそれぞれ激励のあいさつを行った。
Aコースの総合では、仲間正彦が1時間24分19秒で初優勝。女子は石川敦子が1時間52分26秒で制し、地元勢が活躍した。
完走者は▽A213人(完走率97・26%)▽B(13・5㌔)149人(90・85%)▽C(7㌔)308人(96・25%)▽D177人(94・65%)だった。