笑顔テーマに10時間走/10RUN2016
高校生ら100人 震災被災者支援に全力
高校生がリレー方式で10時間走り続けるチャリティーフェスタ「10RUN(ワン・オー・ラン) 2016」が20日、市陸上競技場で行われた。今年は宮古総合実業高校と宮古工業高校の生徒13人と飛び入りを含む市民延べ100人が力走し、午前9時から午後7時までの10時間で計855周走った。周回数に応じて協賛企業や個人から寄せられる募金は後日、東日本大震災の被災者や「子宮頸(けい)がんワクチン副反応被害者を支える会」などに寄付される。
今回の10RUNのテーマは「笑顔」。参加者一人一人が東日本大震災の被災地への思いを込めて走り続けた。
午前9時に一斉にスタート。編成されたチームごとに一周400㍍のトラックを一人100㍍ずつ走ってリレーを続けた。
参加者は、少しでも周回数を重ねて多くの募金を集めようと力走。互いに励まし合いながら10時間走の達成を目指した。
午後7時になると、参加者たちは全員でウイニングランを行い、ゴールテープを切って喜びを分かち合った。
参加者たちは、長かった10時間を振り返りながら笑顔で「よく頑張った」「きつかったけど、楽しかった」などと感想を述べ合いながら、達成感をかみ締めた。
10RUNの川満好史責任者は「このイベントは運営も含め、あくまでも高校生たちが主役。しかし、私たち大人が側面ではしっかりサポートしていることを理解してほしい。来年もこの時期に開催したいと思う。他のイベントの状況を見ながら、多くの高校生が参加するイベントにしたい」と述べた。