教育・文化
2016年3月23日(水)9:01
水産業の大切さ学ぶ/宮総実生徒
養殖アーサを収穫実習
宮古総合実業高校(具志堅三男校長)は22日、平良狩俣地先で特定区画漁業権が設定されている養殖海域でアーサ(ヒトエグサ)収穫の実習を実施した。海洋科学科2年生16人が参加し、地域の水産業の一つであるアーサ養殖の大切さを実感した。
生徒たち昨年9月、種付け作業に着手。次いで養殖網用のくい打ち、網の泥落とし、本張り、雑物除去の作業に取り組み、この日の収穫にこぎ着けた。生徒たちは、一連の作業を成し遂げたことから養殖技術と知識を習得した。
宮古島漁協とアーサ生産者の全面的な協力を得て実施した。
収穫前に、同学科の前泊光男教諭が「喜びを持って収穫をしてほしい。機敏に行動し、前屈みで採ってください」と激励した。
養殖網にはびっしりと生えたアーサが青々と育ち、生徒たちは慎重に収穫してた。
参加した東和輝君は「初めての体験だが、アーサは予想以上の出来映え。家庭に持ち帰る分があれば、家族一緒にアーサ汁を味わいたい」と家庭料理を楽しみにしていた。