ANA 羽田直行便が新規就航/宮古空港
初便146人が搭乗/関西・宮古も通年運航
全日本空輸(ANA)の宮古-羽田路線の初便が27日、宮古空港を出発するのに伴い、同空港ロビーで直行便の通年就航を祝う式典が行われた。ANA、宮古島市、宮古島観光協会などから多くの関係者が出席し、テープカットで新規就航を祝った。初便の利用客146人には、搭乗時にANAから記念品が贈られた。この日から羽田-宮古、関西空港-宮古間の直行便が通年運航する。
宮古発の初便には146人が搭乗(利用率87・4%)、午後3時30分すぎ、羽田に向け宮古空港を離陸した。
式典でANAの稲田健也上席執行役員が「長年の夢だった羽田、大阪直行便が新規、通年就航した。ANAとしても多くの観光客を宮古島に送客したい」とあいさつした。
下地敏彦市長は「直行便の就航を心から喜んでいる。宮古島はこれからますます交通の利便性が良くなる。関西空港、羽田からの観光客も、市民として歓迎したい」と述べた。
この日は羽田からの初便が宮古空港に着陸。市消防署空港出張所の消防車両が放水でアーチをつくり、羽田からの初便を歓迎した。
羽田-宮古直行便は羽田発午前11時40分、宮古着は午後2時45分。上り便の宮古発は午後3時35分で羽田着は午後6時15分。運賃は季節や割引などで異なるが、通常は片道6万2490円(税込み)。使用機材はボーイング737-800で提供座席は167席。
宮古-関西空港間の通常運賃は片道5万1000円(税込み)。
宮古-羽田間の予約状況は3月は97%、4月は90%、5月もすでに68%となっている。
ANAは昨年6~9月に関西-宮古線を就航したが、利用率が8割近くと非常に好調な実績であったことを踏まえ、羽田からの直行便を就航させた。