海から観光客どっと/大型クルーズ船
台湾から1600人/今年の就航始まる
今年の大型クルーズ船の宮古島就航が28日から始まった。この日は、平良港下崎埠頭に「スーパースターアクエリアス」(約5万㌧)が、台湾からの約1600人の観光客を乗せて寄港。同埠頭では、就航スタートを祝って、市や県の担当者のほか、宮古島商工会議所や宮古島観光協会など関係機関の関係者が盛大に歓迎した。
歓迎セレモニーで、市の長濱政治副市長は「宮古には世界に誇る美しい海があり、宮古島観光で長旅の疲れを癒やしてほしい。また、これからも安全航海で、多くの観光客が宮古島に訪れることを期待している」と歓迎した。
スーパースターアクエリアス号のカール・ニラマーク船長は「盛大な歓迎に感謝する。沖縄の中でも宮古島は大好きな場所。次回の寄港時にはぜひ、開通した伊良部大橋を自転車で渡ってみたい」と笑顔で話した。
カール船長ら乗組員にはミス宮古島から花束が贈呈されたほか、カール船長から長濱副市長には寄港を記念した盾がプレゼントされた。
また、セレモニーでは、琉球舞踊による歓迎も行われ、観光客らは華やかな琉装でゆったりと舞う沖縄の芸能を楽しんでいた。
そのほか、台湾とシンガポール人で構成する自転車サークルのメンバー80人も、下船して自前の自転車と同じユニホームで宮古島の観光地を楽しんだ
今年、宮古島には年間109回のクルーズ船が寄港し、10万人以上が来島する予定で、今回のアクリエスアス号は第1陣となる。
今年は多くの海外観光客が訪れ、日本の道路交通法に不慣れな運転者がレンタカーで島内各地を巡ることが予想されることから、クルーズ客船誘致連絡協議会では「運転中に『外国の方が運転しています』と書かれたステッカーを見掛けたら、配慮してほしい」と呼び掛けている。