産業・経済
2016年3月30日(水)9:07
992万円の黒字見込む/宮古島漁協15年度
車エビ養殖運営が順調/経営管理委で実績報告
下地市長は「宮古島漁協は去年と今年は経営改善計画に基づき、順調に改善を進めていると判断している。最大の改善原因は、車エビ養殖場の運営がきちんと進んでいること」と評価し、組合長以下の理事、職員の頑張りをたたえた。
その上で、宮古島産の養殖モズクの収穫が天候に左右され大幅に遅れていることを憂慮。「モズクの問題は、何も宮古島漁協のみならず県下でモズクを作っている各漁協の課題となっている。モズク対策をやっていきたい」との考えを示した。
漁協側は財務改善取り組み実績も報告。「自営事業の車エビ養殖は関係機関へのお歳暮パンフ配布やプレミアム商品券、宮古島市のふるさと納税商品としての贈答品など、個人販売が約800㌔(約500万円)増となった。出荷数量は30㌧が見込めることから大幅な目標達成となった」と説明した。
また「債権回収では、法的措置1件を実施し75万円を回収。債務承認弁済契約書の締結による定期的な個別訪問で41件、264万円の回収を図った」と語った。