16年度一般会計は5350万円/商工会議所通常議員総会
前年度比420万円の増/事業計画、予算案など承認
宮古島商工会議所(下地義治会頭)の第82回通常議員総会が30日、同会議所会議室で開かれた。2016年度の事業計画案、一般会計と五つの特別会計の予算案など計3議案が審議され、いずれも原案通り承認された。一般会計収支予算額は前年度比420万円増の5350万8000円となっている。
議案審議前にあいさつに立った下地会頭は「今回は三つの議案を審議する。慎重審議をお願いしたい」と参加議員に呼び掛けた。
今回、総会に提案されたのは、16年度事業計画案、同収支予算案、定款変更と規約の一部改正・新制定。事業計画案では、明るい未来の創造に挑戦する▽役に立ち地域力を生み出す▽支え合い信頼される-を基本方針に、官と民の橋渡しを図るとともに多様な関係者の力を引き出し、つなぎ合わせていく「事業共創コーディネーター」としての役割を果たすことを目指す考えなどがうたわれている。
一般会計と中小企業相談部特別会計など五つの特別会計を合わせた収支予算案の総額は、前年度比1479万1856円増の1億5566万8633円。そのうち一般会計は5350万8000円で、収入の部では「ジョブ・カード制度推進事業」の新規受託に伴い受託金が前年度比で250万円増加、共済手数料増に伴う共済制度特別会計からの繰り入れで繰入金は100万円の増となった。
定款の変更は商工会議所法の改正に伴うもので、反社会的勢力を会員の対象としないことなどが新たに加えられている。規約の新制定では特定個人情報を含む個人情報保護方針や個人情報保護規定などを新たに定めた。
通常議員総会では3議案について事務局から説明が行われ、審議された結果、全議案が全会一致で承認された。