「鉛」が基準値上回る/城辺友利
不法投棄ごみ土壌調査 来月、内容公表へ
不法投棄ごみ残存問題に伴い先月、実施された土壌調査結果で「鉛」が基準値を上回っていることが分かった。今回は、重金属とダイオキシンの調査を行い、調査結果について市環境衛生課の説明では「ダイオキシンは基準値以下だったが『鉛』が基準値を少し上回って『不適合』となっている」と説明した。
調査結果の公表について、同課では「基準値を超えている『鉛』については、調査を実施した業者が4月1日に説明に来るので、それを踏まえて公表することになっている」と説明した。
調査内容の公表について、下地信男生活環境部長は「亀濱玲子市議からも調査結果について早急な開示が求められているが、『鉛』が基準値を上回っていることについて、これがどういう状況なのかということを私たちでは説明できないので、今それを確認している。説明できる状況になれば記者会見で公表したい」と述べた。
同地区の調査については、昨年の市議会12月定例会で委託費を可決。今年2月には、県環境科学センターによる土壌分析調査が行われ市の担当職員と、立会人の市民が見守る中で現場の5カ所から土壌サンプルを採取した。
この場所は、宮古島市が単費を投じて実施した2014年度の不法投棄ごみ撤去事業において、撤去箇所となっていた3カ所のうちの1カ所。