場所伝える際は「宮古島市」から/119番
「通報時は必ず住所」を/きょうから県消防司令セで受付
これまで宮古島市消防本部で受け付けていた119番通報が、きょう1日から本格運用を開始するニライ消防本部(嘉手納町)の「県消防司令センター」で受理する。運用を前日に控えた31日、下地敏彦市長、同本部の来間克消防長、同本部指令情報課の羽地淳課長が市役所平良庁舎で記者会見し、緊急通報時の伝え方を市民や観光客らに呼び掛けた。
下地市長らは「119番通報時に必ず住所を告げること」と話した。具体的には「宮古島市平良○○番地」「宮古島市城辺○○番地」「宮古島市上野○○番地」「宮古島市下地○○番地」「宮古島市伊良部○○番地」などと伝える。
県内14消防本部と消防署のない12離島町村が共同で参加。同センター整備や消防緊急デジタル無線への切り替え整備などに総事業費約40億円を投じ、このうち宮古島市は約2億9000万円を負担した。
同センターの機能一元化で①位置情報通知システムによる出動指令から現場到着までの時間短縮②各消防本部の消防隊の活動状況を指令センターで一括して把握することにより、大規模災害時などの他市町村への応援を迅速化③消防本部のない離島町村からの通報を指令センターで受け付け、Eメール指令機能を使って役場、消防団、診療所などへの連絡を一括して行うことで、迅速に対応することが可能になった-と消防体制のメリットを挙げている。