新採用49人が市長表敬/ユニマットプレシャス
宮古での勤務に決意示す
ユニマットプレシャスに4月1日付で採用される社員49人が31日、下地敏彦市長を表敬訪問し、宮古島市で働く熱意を語った。同社は来期100人規模の採用を計画。このうち6割強は地元の若者や出身者を採用する方向だという。人事担当者は「宮古島市出身の皆さんの雇用の場をつくっていきたい」と話した。
一度に50人規模の採用は宮古島市の求人ではなかなかない。同社としても前年度との比較で2倍近い採用があったことから表敬訪問することを決めたという。
全国各地から採用された男女49人は、白のかりゆしウエア姿で市役所平良庁舎に来庁。同社の名塚憲司副社長らとともに、下地市長と面談した。
新入社員を代表して廣島慎剛さん(22)が「私たち49人は、宮古島市民になりました。どうぞよろしくお願いします」と大きな声であいさつをした。
これに下地市長は「皆さんを歓迎する」と話し、宮古島を選んだ新入社員に感謝を込めた。「ユニマットは各地で最高のおもてなしをしている。皆さんも、そのようなおもてなしをするんだという気概を持って接してほしい」と話し、職場での活躍に期待を込めた。
採用49人のうち、宮古島市からは根間綾香(りょうか、20)さんが入社する。根間さんは「心のこもった接客を心掛けたい。大好きな宮古島を大勢の人に知ってもらえるように一生懸命頑張りたい」と抱負を話した。
同社は宮古島市内で複数のホテルを運営。将来的には八重山地区と合わせて1000室を超える客室数を確保する計画で、大きな雇用の創出が期待される。