2016年度がスタート/宮古島市
異動職員らに辞令交付/市長「持てる力発揮して」
宮古島市は1日、2016年度の始まりに当たり、市中央公民館で「定期人事異動辞令交付式」を行った。下地敏彦市長が異動する幹部職員や新しく採用された職員に辞令を交付し、「市民は市職員が公僕としての自覚を持ってサービスしているのかを厳しい視点で見ている。新年度に当たり新たな気持ちでしっかり頑張ってほしい」と訓示した。
辞令交付式は午前8時30分から行われ、下地市政としては初の女性部長となる豊見山京子福祉部長を含む幹部職員55人と新採用職員26人に辞令が交付された。
新採用職員による宣誓では、26人全員で宣誓書を読み上げ、全体の奉仕者として職務を遂行することを誓った。
訓示で下地市長は「大きく葉を広げ、花を咲かせて実を結ぶ時代に向けて持てる力を全力で発揮して頑張ってほしい」と呼び掛けた。
幹部職員に対しては「一日も早くそれぞれの部署の業務を掌握し、部下をしっかり働かせ、活力ある宮古島市にするために協力してほしい」と求めた。
また、新採用職員には「きょう宣誓した通り市民の公僕として誠実かつ公正に職務を遂行してほしい。今の気持ちを生涯忘れることなく、市民に信頼される職員になってほしい」と述べた。
新採用の上地ろまんさんは「観光課での勤務になるので、しっかり頑張りたい。うるま市出身なので宮古島のことについては市民とふれ合いながら学び、その魅力を発信したい」と意気込みを示した。
16年度スタート時の職員数は、前年度より29人少ない753人。