平良交番が開所/東、西交番、西原駐在所統合
宮古島署(大城辰男署長)は1日、平良字西里で新築した平良(ひらら)交番(長浜宏弥所長)の開所式を行い運用を開始した。新しい看板掲示後、県警本部の加藤達也本部長、県公安委員会の与儀弘子委員長、大城署長、下地敏彦市長、市議会の棚原芳樹議長によるテープカットなどで祝った。
平良の東交番が道路拡幅工事で立ち退きとなったことから、東交番・西交番・西原駐在所を統合し、移転新築の名称を「平良交番」と改めた。西原駐在所は詰所として地域の治安維持を図る。
東交番は鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は96平方㍍。入り口は高齢者や身障者に配慮して段差をなくしたバリアフリーにし、点字ブロックも設置した。これによって歩行の安全と利便が向上した。身障者が利用できる駐車スペースも確保した。
施設内には身障者対応型トイレを設置したほか、来所者待合いコーナー(カウンター付き)、相談室を併設した。
式典で、大城署長は「今後平良交番は、地域安全を守る地域安全センターとして重要な役割を担う」と決意を新たにした。
加藤本部長は「宮古島警察署では平良交番の開所により、気持ちを新たに県民の信頼と期待に応えられるよう、地域に根差した警察活動を一層推進してもらいたい」、与儀委員長は「平良交番は、地域住民の安全と安心を守るより所になる」とそれぞれ祝辞を述べた。
下地市長は、地域の繁華街や飲食街(イーザト)の治安維持に期待を込めた。
次いで宮古高校郷土芸能同好会の女性3人が、三線の伴奏に合わせて宮古民謡の「豊年の歌」などを披露した。
長浜所長の指揮の下、警察官12人が三交代で勤務体制を始動させた。