夏到来、初泳ぎ楽しむ/前浜ビーチで海びらき
宮古島の初夏の到来を告げる、2016年「海族(かいぞく)まつり・第38回サンゴの楽園未来まで 集まれ! 遊ぼう! 宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が3日、与那覇前浜ビーチで開催された。東洋一とうたわれる白砂の浜には、市民や観光客ら約3000人(主催者発表)が訪れた。子供たちは合図とともに一斉に、海に飛び込み、初泳ぎを楽しんだ。初泳ぎの参加者にはリストバンドタイプの「初泳ぎ証」が配布された。
第43代ミス宮古島3人とエンタメユニット「きいやま商店」のメンバー3人が、高らかに海びらきを宣言。宮古島観光協会の豊見山健児会長、下地敏彦市長ら関係者がテープカットで本格的な夏の到来を告げた。
豊見山会長は「トリップアドバイザーのビーチランキングで常に上位に位置付けられる前浜ビーチで、海に関わるイベント・祭りの『海族まつり』のスタート行事、海びらきを開催する。この海びらきを通して宮古島の誇れる美しい海を広く内外に発信したい」とあいさつした。
栃木県から観光で訪れていた木暮尚子さん(36)は「今年で2回目の海びらきへの参加。昨年がとても楽しかったので、今年もこの日に合わせて来た」と話した。娘の萌ちゃん(11)は「海は冷たかったけれど楽しかった。明日(4日)も海に入りたい」と、初泳ぎ証を手に笑顔だった。
初泳ぎの後は、海びらきでは初のスイカ割り、「宝探し」、サンドアート体験、なりきりダイバー競争など多彩なプログラムが行われた。
会場に設置された巨大なウオータースライダー(滑り台)は子どもたちの人気を呼び、順番待ちの長蛇の列ができていた。