兼城辰雄警部が受章/宮古島署
警察庁長官表彰の功労章
警察庁長官が毎年表彰する「全国優秀警察職員表彰」で、宮古島署刑事課長の兼城辰雄警部(55)=うるま市=が、長年にわたり日夜職務に精励し強い責任感と不断の努力により多くの業績を上げ治安維持に尽くした功績は抜群で一般の模範であるとして、警察功労章を受章した。5日午前、大城辰男署長に受章を報告した。
今年の全国受章者は95人で、県内での受章は兼城警部ただ1人。本土復帰した1972年以降、県内受章者では44人目。同署勤務の警察官の受章は14年以来、2年ぶり。
兼城警部は、高校生の時に白バイ隊員を見て、白バイ隊員になりたいという夢を抱いた。
82年に警察官を拝命。以後、地域課(約3年2カ月)、機動隊(約1年3カ月)、下地駐在所(約7カ月)、交通部(白バイ、約6年11カ月)、刑事部(約19年)などで勤務。現在は勤続33年11カ月。
大城署長は「今回の受章は、非常にうれしいこと。これからは経験を生かして人材を育成し、功労章に恥じないように頑張ってください」と激励した。
兼城警部は「宮古島には過去にトライアスロン大会の先導白バイで参加したことがある」と振り返り「警察官として市民の求めに何ができるのか。市民を第一に考えていきたい」と決意を新たにした。