産業・経済
2016年4月7日(木)9:03
葉タバコ収穫始まる/栽培農家
上質作柄に期待
今期産の葉タバコの収穫が3月末から始まり、これから各地で収穫する栽培農家の姿が広がる。各農家とも上質の作柄に期待を寄せている。平良字西里の日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所では、7月12日から買い入れる予定。
栽培畑の一部では、淡い桃色の花を摘む「芯止め(しんどめ)」作業に大わらわ。早い農家では下葉の収穫に精を出している。
多くの栽培畑では、葉が青々と成長し、上質の作柄を予想させている。
伊良部地区で6日、芯止め作業を終えていた伊良部葉たばこ生産組合(塩川茂組合長、組合員14人)の伊佐善博さん(66)や女性たちは収穫機に乗って下葉を収穫していた。
伊佐さんは「葉タバコ栽培は今年で16年目で、栽培面積が40㌃。去年以上の出来栄えに期待している」と笑顔で話した。
宮古全体の今期の植え付け面積は5万7700㌃。このうち宮古島が5万5480㌃で、地域別では平良6140㌃、城辺2万30㌃、下地1万2830㌃、上野1万1540㌃、伊良部4940㌃。一方、多良間村は2220㌃。