産業・経済
2016年4月8日(金)9:03
豊作の小麦収穫/来間島
健康食志向で需要広がる
このところ宮古では珍しくなった小麦の収穫が来間島で6日みられた。
小麦の収穫を行ったのは同島で小麦栽培を続けている国仲冨美雄さん64歳で、自宅近くのほ場(4反)に実った小麦をコンバインで刈り取った。
国仲さんは「他種の小麦と合わせて10反ほど栽培しているが、出来映えは上々。一昔前は多くの農家で栽培されていたが、地力の衰えや単価等の事情もあって転作が相次ぎ小麦栽培は珍しくなった。でも、無農薬で栽培している小麦はパンづくりなどに好評で、健康食を求める若い人を中心に需要が広まりつつある。その支持して下さる皆さんと24日には収穫祭を予定しているが、この様な機会を通じて小麦だけでなく、体に良い農のブランドにチャレンジしていきたい」と語りつつ、実った小麦の穂が初夏の風に揺らぐほ場で収穫に精を出していた。