独自候補擁立を断念/21世紀新風会
県議選 支持候補は今後調整
任期満了に伴う県議選(5月27日告示、6月5日投開票)宮古島市区(定数2)で、市議会の最大会派である21世紀新風会(新里聡会長)は12日、同選挙に対する談話を発表した。
談話では、独自候補擁立断念に対する謝罪と、今後の方針としては出馬を表明している候補者の中から「会派理念に最も近い候補者について議論を進め、決定次第全力でその候補者を支援する」としている。
談話では、これまでの経緯として、会派として人選をした結果、現職市議の國仲昌二氏が適任であるとの意思統一が図られた。本人におおさか維新の会の推薦を受けて無所属で政治活動をすることを基本に出馬の意思を打診したところ、受諾する環境が整ったとの内諾を得た。
そうした中、本人から「知事サイドの調整によってオール沖縄での候補者に人選が決定したので、自らは出馬を辞退する。申し訳ない」との連絡があったことなどが記されている。
こうした状況を踏まえて談話では「誤解がないように申し上げたいことは、私たち会派が革新勢力のような印象を与えたとするならば本意ではない」と訴えている。
さらに、会派議員を支持する市民に対しては「新たに人選し、候補者を擁立すべきとの意見もあったが、時間的制約もあり断念せざるを得なかった」として謝罪している。
県議選に対する今後の方針については「会派理念に最も近い候補者を選定する」としていることから、すでに立候補を表明している3人と同会との今後の調整が注目となっている。