招待選手が宮古入り/第32回トライ大会
酒井、女子連覇狙う/V奪還へ意気込む外国人選手
第32回全日本トライアスロン宮古島大会(4月17日開催)に出場する外国人招待選手5人と、31回大会女子1位で同じく招待選手の酒井絵美選手(35)が13日、来島した。空港には、バイクをカートに乗せ来島する一般参加者らの姿も多く、大会に向け、島内のトライアスロンムードが高まりを見せている。それぞれの選手は今大会に懸ける意気込みなどを語った。来島した外国人招待選手はベンジャミン・ウイリアムズ選手(32)=アメリカ、マット・クラーク選手(32)=オーストラリア、サム・ヒュ
ーム選手(40)=同、ジュリア・マイ(旧姓ボーン)選手(36)=ドイツとタマラ・コズリナ選手(40)=ウクライナ。
31回大会で4位だったウイリアムズ選手は「今年は心身共にフレッシュな状態で今大会には臨める。今回のレースはとても楽しみ。昨年は30回大会で優勝したこともあり、『連覇』が懸かっているので練習をしなければというプレッシャーはあった。今年は30回大会と同様、自分のレースをして、優勝を目指したい」と意気込みを述べた。
初出場のクラーク選手は「スイムをトップ集団で終え、バイクも第1集団に入れればと思っている。ランはやってみないと分からない部分もあるが、ベストを尽くしたい。優勝を狙うが、素晴らしい選手が出場しているので、バイクで2位か3位に就け、ランはベストを尽くしたい」と述べた。
ヒューム選手は「2009年に出場したが、リタイアし完走できなかった。今大会では、しっかりと練習を重ねてきたので、楽しみながらレースをしたい」。また初めて挑戦する伊良部大橋については「写真でしか見ていないが、上り坂が結構きつく見えるが、しっかりと走破することを楽しみにしている」とレースへの強い意欲を示した。
マイ選手は「31回大会は3位。今年はベストを尽くして優勝を狙う。この大会で優勝するために冬季のトレーニングもしっかりと積み、昨年の宮古島大会後に三つのレースに参加し、良い成績を残せたので、今回は積極的に優勝を狙っていく」と力強く語った。
今大会がプロアスリートとして最後の出場となるコズリナ選手は宮古島を最後に出場する大会に選んだ理由として「島そのものも、島の人もとても温かい雰囲気がある。私にとってこの大会は最も好きな大会」とと述べた。
今大会で女子連覇を目指す酒井選手は「優勝するつもりで宮古に帰ってきた。3回の優勝という大きな目標は昨年達成した。最大のモチベーションは、アスリートとしてこれまで誰も達成していない4度目の優勝を狙いたい」と力強く意気込みを語った。