ひらら児童館の完成祝う/「ひらら児童館」開館式
子育て支援も担う/放課後児童クラブ併設
4月1日から供用開始している「宮古島市ひらら児童館」(粟國マチ子館長)の開館式が13日に開かれた。下地敏彦市長や棚原芳樹市議会議長、工事関係者らがテープカットを行い、地域子育て支援センターと放課後児童クラブを併設する複合施設の完成を祝った。
「ひらら児童館」はスポーツなどが楽しめる遊戯室・集会室、図書室、相談室を完備していて、0歳から18歳までの子供と保護者が無料で利用できる。開館日と時間は平日の午前10時から午後6時と、土曜日の午前9時から午後5時。
「ひらら地域子育て支援センター・みーや」は子育て中の父母や家族、妊婦らが情報交換や相談を行うとともに、自由に遊ぶ場を提供している。対象は就学前までの乳幼児とその親、妊婦で、利用できるのは平日のみ。時間は午前9時30分から正午までと午後1時30分から同4時まで。無料。
放課後児童クラブには「ふたば放課後児童クラブ」が入居していて、放課後に帰宅しても自宅に誰もいない小学生を保護者の仕事が終わるまで有料で預かり、学習や遊びを支援する。
開館式では下地市長と棚原議長、設計を担当したライフ設計の与那嶺耐代表、施工を担当した勝建設の上地健司代表、児童代表で南小学校3年の徳嶺百香さんが児童館前でテープカットを行い、完成を祝った。
式典は館内に移動して行われ、下地市長が「この施設が家庭、地域、保育所、学校をつなぐ重要な役割を担う場として、さらに児童・生徒の各種団体や子育てサークルなどの地域組織の活動拠点としても活用されることを強く望んでいる」とあいさつ。来賓祝辞では棚原議長が「子供たちに夢を与える施設になることを期待している」と語った。
粟國館長が職員を紹介したほか、「ふたば放課後児童クラブ」を運営する「ひらら福祉会」の長田克子理事長があいさつ。建設関係功労会社としてライフ設計、勝建設、大政建設、宮古電水土木に下地市長から感謝状が贈られた。
同施設の総工費は1億5317万円で、国の次世代育成支援対策施設整備交付金2110万円と県の安心子ども基金事業補助金655万円を活用。敷地面積は1409・94平方㍍、建築面積は494平方㍍。