「進歩」強調、連覇へ/トライ宮古島大会
前回王者の戸原宮古入り
前回の全日本トライアスロン宮古島大会を制した戸原開人(27、神奈川)が14日午前、宮古入りした。戸原は「僕の進歩した姿を見せたい」と胸を張り、「昨年以上の走りで連覇を達成したい」と意欲を見せた。
デュアスロンとなった前回大会。戸原は第2ランで逆転劇を演じ、自身初のタイトルを手にした。
「宮古で優勝することはブランド。優勝しているのに周囲から『たいしたことないじゃないか』と思われないような走りが求められている」と王者としてのプライドをのぞかせた。
連覇に向けてはスイムとバイクに比重を置いて鍛え上げてきた。「前回は外国勢にバイクでかなり大きな差をつけられた。今年はスイム、バイクでもトップ集団でいられるように練習を積んだ」と自信を見せる。
水泳は、より大きな推進力が得られるようストローク動作を改善。自転車は空気抵抗を極力抑える姿勢で距離を踏み続けた。
やるべきことはやったと胸を張る27歳は「宮塚さんや酒井さんのように優勝回数を重ねてレジェンドになりたい」と息巻く。「島の皆さんの声援を受けて連覇をしたい」と語った。