戸原、酒井がV宣言
トライ招待選手 共同記者会見で決意
第32回全日本トライアスロン宮古島大会で上位を狙う国内外の有力選手が15日、市総合体育館で開かれた記者会見に臨み、大会への意気込みを語った。前回優勝の戸原開人(27、神奈川)は「リラックスしてベストを尽くす」と決意、連覇に向けて意欲を見せた。前回女子優勝の酒井絵美(35、群馬)は「4度目の優勝を狙う」と宣言した。
会見したのは国内勢が戸原、酒井のほか、前回5位の西内洋行(40、兵庫)、同6位で県勢1位の山本真二(34)、前回女子5位の中島聖子(36、兵庫)の5人。外国勢は前回4位のベンジャミン・ウイリアムス(32、アメリカ)、同女子3位のジュリア・マイ(36、ドイツ)、25、26回大会女子連覇のタマラ・コズリナ(40、ウクライナ)の3人。
レースに向けて戸原は「連覇が目標だ」ときっぱり。「ランニングが得意なのでスイムとバイクで良い位置につけ、最後のバイクで勝負する」と戦略を語った。
西内は「気付いたらこんなところにいたと思われるようなレースをしたい」と話し、虎視眈々と優勝を狙う。1カ月半の合宿で「宮古島の気象条件は頭に入っている」と話し、どんな状況でも対応できると胸を張った。
30回大会優勝のウイリアムスは「楽しみながら優勝を狙う。勝負をかけるのはランだ」と強調。山本は「トップ3に入る」と自信を見せた。
一方、女子で最多3度の優勝実績を持つ酒井は「誰も成し遂げていない4度目の優勝を狙う。それを目指して冬場のトレーニングをしてきた」と語った。
前回3位のマイは「昨年より良いレースをするだけ。自分との闘いにベストを尽くす」と決意。コズリナは「厳しいレースになるが勝ちたい。連覇したときの展開を基にしてレースに挑みたい」と意気込んだ。