宮古でも募金活動/熊本地震
宮古JCが展開、24日まで/「助け合いの精神」呼び掛け
熊本県を中心に相次いだ地震で、宮古青年会議所(宮古JC、下地盛智理事長)は18日、平良西里のTSUTAYA沖縄宮古島店前で、災害で被災した人たちを支援するための募金活動を始めた。「熊本地震で被災された方々に支援をお願いします」と呼び掛けると、同店を訪れた家族連れや高校生たちが次々と募金箱にお金を入れていた。
活動は「平成28年熊本地震災害支援金」と銘打ち、24日までの1週間、同店前で実施する。
宮古JCは、過去にも阪神・淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)などにも募金活動を展開した。
下地理事長は「自分たちに何ができるのか、と考えた時、支援金を集めることができると考えた。宮古島の人たちも、何かしたいと思っているはず。そんな人たちの気持ちを受け止め、形にしていきたい」と話した。
「宮古島は台風14号(2003年9月)で大きな被害を受けた時、全国の人たちからたくさんの支援を頂いた。助け合いや持ちつ持たれつの精神で取り組んでいきたい」と市民に協力を求めた。
支援金を募金箱に入れた友利凪君(宮総実高1年)と知花拓真君(18)は、家が倒れたり、崖崩れなどの被害状況をテレビで見たという。友利君は「大変な被害を受けている。少しでも役に立てれば」と話した。
知花君は、友人が宮崎県に住んでいるという。「大きな被害は受けなかったようだが、『ずっと余震が続いていて怖い』と言っていた」と語った。
この募金活動は22日までが午後5時~7時、23日は午後3時~6時、24日は午後1時~6時までそれぞれ行われる。
期間中に集められた支援金は、日本青年会議所にいったん送られ、そこから熊本青年会議所に送られた後、被災者に届けられる。