子牛130万円、過去最高/4月肉用牛競り
11頭が100万円超え/1頭平均75万円と記録ずくめ
JAおきなわ宮古家畜市場の3月期肉用牛競りが19日開かれ、最高価格129万9000円(消費税込み)の値がつき、過去最高を記録した。100万円超えは11頭で、1頭当たり平均価格は75万6900円となった。70万円台は3カ月連続。平均キロ単価も2893円となり、前月を87円、前年同月を548円それぞれ上回った。JAによると「過去にない記録ずくめの1日」。成牛を含む総販売額は3億3570万円に達した。
過去最高をつけた子牛の血統は、父が「美国桜」、母の父「安福久」、母の祖母「平茂勝」。
今月競りには、子牛407頭(前月比39頭減)が上場され、すべての子牛が競り落とされた。平均体重は262㌔だった。
1頭平均価格は前月比3万5132円高。性別の価格は去勢が80万8555円(同比4万3841円高)、雌が68万7136円(同2万6411円高)だった。
平均キロ単価は去勢が2972円、雌が2775円。
この結果、販売額は子牛だけで3億807万円となった。
成牛49頭を含む上場頭数は456頭で、1頭を残して全部競り落とされた。
JAでは高値の要因として、全国的な子牛不足の影響、血統がそろっていたこと、新しい購買者が参入したことで競りが活況を呈したことを挙げた。