「スーパースターヴァーゴ号」初寄港/港内で歓迎式典
1900人の乗客が来島
スタークルーズ社の大型客船「スーパースターヴァーゴ号」(7万5338㌧、C・M・F・ゴットバーグ船長)が20日、乗客約1900人を乗せて、平良港に入港した。平良港ターミナルビル前の広場では、同船の初入港を歓迎する式典が行われ、ミス宮古島3人から副船長らに歓迎の花束が贈呈された。
歓迎式典で長濱政治副市長が「ようこそ宮古島へ。乗客やクルーの皆さんが、本市の美しい海や自然景観を満喫され、思い出に残る旅になるよう願っています」と歓迎した。
クリスチャン・アルバース副船長は「初めて宮古島に寄港できたことを誇りに思う。この寄港がお互いに実りある交流となることを願っている。宮古島の自然は美しいことで定評がある。乗客、クルーがこの美しい島を楽しめることをうれしく思う」と述べた。
3人のミス宮古島から、P・ヨハンセン機関長、アルバース副船長とD・ウォンホテルマネジャーに歓迎の花束が贈呈された。
また、琉舞や民謡ショーが披露され、上陸する乗客を歓迎した。
同船は同日午前10時30分ごろ、平良港に入港し、停泊した。この大きさの船が接岸できる岸壁がないことから、乗客らは同港内に停泊したクルーズ船からテンダーボート(本船と陸の間で乗客を輸送するボート)に乗り換え、平良港第3埠頭(ふとう)に上陸した。
乗客らは同ビルに仮設された税関などを経て、大型バスやタクシーで市内観光に向かった。
乗客の蘇巧云さんは「日本には2回目だが、宮古島は初めて。ゆっくり観光を楽しみたい」と話した。
「スーパースターヴァーゴ号」の今回の航路は、香港を16日に出航し、広州(中国)、那覇、宮古島、広州に寄港し、23日に香港に帰港する日程。