嘉手川さん、九州大会へ/宮高美術部
絵画作品が県で優秀賞
宮古高校(平良智枝子校長)で21日、美術部2年の嘉手川彩音さんと絵画作品が第22回九州高等学校文化連盟美術・工芸、書道、写真展(長崎大会)に県代表として出場すると発表した。
嘉手川さんの作品は昨年11月に行われた第39回県高等学校総合文化祭(主催・県高等学校文化連盟)で優秀賞に選ばれた。作品の題名は「ENORMOUS」(巨大な)。「前から歯車を描きたかった。今回、頭の中にあった世界観を表現した」。作品は巨大な歯車と小さな人間が巧みに配置されている。
嘉手川さんは「最近、地震などの災害がある。大きな歯車が、地球を動かしているのではと感じ、このテーマにした」と話した。
九州大会に向け平良校長は「これまでの努力と感性を磨いてきたことが、今回の結果につながった。大会では県を代表する高いレベルの人が集まる。他の作品からもいろいろ学び、交流を通して友人も作って、今後も切磋琢磨して欲しい」と激励した。
嘉手川さんは「離島では受けられないような刺激があると思う。自分の感性を磨き、身に付け次の作品作りに生かしたい。大会で学んだことを後輩や同級生と共有して、美術部の活性化につなげたい」と抱負を述べた。
九州大会は出場する生徒が交流を深めながら、1班10人のグループで共同制作し、一つの作品を完成させる。作品は長崎の路線バスの車体に描かれる。