政治・行政
2016年4月26日(火)9:05
土砂の運搬始まる/平良港整備
埋め立て工事、来年3月まで
平良港埋め立て工事の土砂運搬が25日から始まった。保良鉱山から土砂を積載したダンプカーが次々と平良港に到着し、作業員の誘導で埋め立て現場に土砂を下ろした。来年3月下旬まで、約70万立方㍍の土砂が運び込まれる。
第2と第3埠頭(ふとう)の間を埋め立てて、耐震岸壁を整備する。埋め立て面積は、国が直轄する部分と市の担当分を合わせて約6・3㌶。水深約9㍍。来年12月の供用開始を目指す。
整備は12年度から「漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業」として実施し①大型船離接岸時の横風の影響低減②安全で効率的な荷役作業の実現③大規模地震発生時の緊急物資の輸送確保-が目的。平良港湾事務所によると、総事業費は国と市分を合わせて約60億円で、今年度事業費は約7億円。
請負業者は先嶋建設と国場組。発注者の沖縄総合事務局平良港湾事務所と市建設部港湾課では、工事期間中は多くのトラックが市内の国道や県道などを通行することから、市民に理解と協力を呼び掛けている。