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産業・経済
2016年4月26日(火)9:02

産業化向け法人設立へ

ハイビスカスプロジェクト説明会


宮古島のハイビスカスを原材料とする商品。県内外に出荷されている

宮古島のハイビスカスを原材料とする商品。県内外に出荷されている

 宮古島ハイビスカス産業化プロジェクトの説明会が25日、市役所上野庁舎であった。宮古島のハイビスカス「あかばなぁ」を原材料とする商品を手掛けるグランディール専務の高橋伸次さんがプレゼンを行い、市内に農業生産法人「ハイビスカス王国宮古島」を設立することを報告した。早ければ来月中にも立ち上げる。ハイビスカスを供給する農家や市の職員が参加して産業化への期待を膨らませた。



 グランディールは、2010年にあかばなぁの花びら100%を原料とする琉球ハーブエキス「Beni」の販売を開始。14年にはBeniと泡盛を使用する世界初のフラワースパークリング「HanaHanaBeni」を売り出した。


 これらの商品は各地で高い評価を受け、国内のみならず海外への販売拡大も見込まれるという。


 旺盛な需要と販路拡大を見越し、あかばなぁを供給する農業生産法人の設立を計画。生産地としてのブランド確立および宮古島での雇用創出を図る。


 高橋さんは「今や商品が一人歩きし、日本全国で歩き始めている。ポテンシャルは極めて高い。あかばなぁには力がある。世界に向けて発信していきたい」と意欲を語った。


 新法人の代表を務める田島健太郎さんは「宮古のハイビスカスは全世界に向けて発信できる素晴らしい資源」と絶賛し、「Beniは今後もさらに伸びていく。産業化に向けて頑張りたい」と語った。


 生産者によると、ハイビスカスあかばなぁは、植え付けから1~2年で大きな花びらをつける。現在、あかばなぁを供給している農家は「新しい産業として成り立つことを大いに期待している」と話した。


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