エコ化、補助金活用を/県、NPO
観光施設等対象に説明会
施設に環境対策を施すホテルや旅館を支援する県の補助金事業の説明会が26日午後、県宮古合同庁舎で開かれた。県やNPOが補助金の概要や申請方法を説明して活用を呼び掛けた。同事業は5年目。これまでに県全体で約40社を採択しているが、宮古地区は3件にとどまっている。
同事業は、観光施設において環境対策を促進することが狙い。エコ化にかかる経費の一部を補助し、地球温暖化対策を推進する。
補助対象事業は大きく分けて①省エネ設備等導入事業②LNGサテライト導入事業-の二つ。省エネ事業は省エネや再生可能エネルギー設備、その他環境対策に資する設備の導入が挙げられる。LNG(液化天然ガス)設備を導入する観光施設が対象となる。
補助率は省エネ設備が補助対象経費の3分の1以内で上限は1500万円。LNGは2分の1以内、上限は5000万円となる。
一般公募を行った後、審査委員会で補助金交付団体を決める。公募は18日から始まっており、来月27日まで申請を受け付ける。交付決定は7月上旬を予定。
説明会で県環境再生課の宮良信一郎主査は「補助金を活用し、環境対策に関する業界の先進的なモデル企業になってくれることを期待している」と述べた。
事業に関する詳細は県環境再生課(電話098・866・2064)まで。