きょうから台琉親善ヨットレース/歓迎・交流会
国内外から21艇が出場
2016琉球王朝杯第15回台琉友好親善国際ヨットレース(主催・同実行委員会)が2日から始まる。宮古の3艇を含む沖縄本島や台湾、香港から計21艇(約160人)が出場し、4レースの合計タイムで争う。レースを前にした1日、平良荷川取漁港内の公園で歓迎・交流会が行われ、出場者らが健闘を誓い合った。
レースは砂山ビーチ沖と宮古島海中公園沖に立てられたブイを周回する「ポイントレース」(10マイル、約19㌔)で開幕。3日の第2レースは宮古-石垣(80マイル、約150㌔)、5日の第3レースは石垣-台湾・基隆(137マイル、約253㌔)、7日の第4レースは基隆島一周(10マイル、約19㌔)で実施され、総合タイムで優勝を争う。
歓迎・交流会で実行委員長の渡真利将博さんは「海を越えて交流できることを誇りに思う。これからもそれぞれの地で交流の輪が広がることを期待する」とあいさつした。
長濱政治副市長と、観光協会の豊見山健児会長は安全で快適なレースに期待。今年は台湾などからのクルーズ船が増えていることを紹介した上で「この大会がますます発展していくようサポートしていきたい」と歓迎の気持ちを表した。
垣花和彦市観光商工局長の乾杯の音頭で、出場者全員が健闘を誓った。
野外ステージでは、太鼓演舞や三線演奏が繰り広げられ、出場者たちはバーベキュースタイルで交流を深めていた。
ヨットレースは台湾と歴史的に深いつながりのある沖縄、特に宮古、八重山との国際交流を図ろうと1998年に石垣市を中心に、第1回大会が開催された。その後、隔年ごとに石垣島と宮古島で交互に開催されている。
宮古島では、2007年の宮古島市と基隆市との姉妹都市提携を機に、互いの交流を深めるイベントとして過去5回開催されている。