宮古多良間 子供人口8793人/宮古福祉事務所まとめ
51年前の3分の1以下/減少続き、過去最少
宮古福祉事務所(中地健三所長)がこのほど発表した15歳未満の子供人口(2016年3月末現在)は、8793人(宮古島市8616人、多良間村177人)で、前年同期に比べて126人少なくなった。8000人台は3年連続で、統計を取り始めた1965年の3万212人の3分の1以下となり、過去最少を更新。少子化で学校統廃合も進んでおり、今後とも減少傾向に歯止めがかからない状況だ。
子供人口を地区別にみると、宮古島市は▽平良6477人(前年同期比17人減)▽城辺688人(同20人減)▽下地457人(同30人減)▽上野432人(同20人減)▽伊良部562(同8人減)-と全ての地区で減少した。
城辺地区では700人台を割り込み初めて600人台となった。多良間村でも前年同期に比べて31人減少の177人となり、初めて200人台を切った。
国立社会保障・人口問題研究所が推計した「将来の市町村年少(15歳未満)人口」では、宮古地区は2020年に7712人(宮古島市7525人、多良間村187人)、30年には6574人(同6411人、同163人)、40年には5992人(同5825人、同167人)になると予測している。
1965~2010年の子供人口は国勢調査の数字。13年~16年は宮古島市と多良間村の集計値を、「こどもの日」(5日)に合わせて同事務所がまとめた。