県議選投開票まで1カ月
3氏、臨戦態勢整え総決起へ
任期満了に伴う県議会議員選挙は、6月5日の投開票まで1カ月となった。宮古島市区(定数2)に立候補を予定しているのは、保守系は現職の座喜味一幸氏(66)=自民公認=と、元市議の嘉手納学氏(50)。革新系は「オール沖縄」を掲げる現職市議の亀濱玲子氏(62)=社民、社大、共産推薦=。3氏ともすでに後援会の役員体制を整え、事務所開きも済ませ臨戦態勢を整えている。今後は支持者を総動員しての総決起大会を開催。結束を確認して選挙戦に突入する考えだ。告示は今月27日。
前回は無投票で、与野党が1議席ずつを分け合った。今回は、保守系が分裂選挙に、革新系は最終的には知事サイドが乗り出して1本化した。
保革とも、今選挙は来年1月の市長選の前哨戦と位置づけており、今夏の参院選も含めて水面下での動きが活発化している。
3氏とも、出馬表明や後援会事務所開きなどで主要政策を訴え。政策ビラの配布に力を注いでいる。
座喜味氏は、2期8年の実績を強調。主要施策に▽付加価値の高い農水産業の振興▽人・物流コスト低減による新産業の創出、雇用拡大▽高速情報基盤の整備と観光振興▽子供の貧困対策や待機児童の解消-などを挙げている。
嘉手納氏は、若さと行動力をアピールし▽国際観光医療大学の誘致▽県立公園の早期実現▽サトウキビ優良種苗の増殖普及、物流補助品目の拡充▽医療、福祉の充実、貧困対策の拡充で若者が住み暮らせる定住促進策-などを掲げている。
亀濱氏は「離島の命と暮らしを守る声を県政へ」を合言葉に▽子供の医療費助成の拡充、貧困対策▽離島医療の充実と空路、海路運賃低減化▽TPPに反対し農畜産業を守る▽下地島空港の平和的利用と観光産業の促進-などを訴える。