野外炊飯などにも挑戦/宮古青少年の家
春のファミリーキャンプ
春のファミリーキャンプ(主催・県立宮古青少年の家)が4日、宮古青少年の家で始まった。親子17組、58人が中庭に家族単位でテントを張り、5日までの1泊2日の日程で、自然に包まれてキャンプ生活を体験する。期間中シーカヤックや野外炊飯なども体験する。
この日行われた入所式で安慶田昌宏所長が「自分たちが普段の生活で、見直すべきところがあれば、この1泊2日で見直すという大切なキャンプ。子どもたちは心に1ページを刻むいろいろな体験がある。普段はできない体験をしてほしい」とあいさつした。
子ども3人と、家族5人で参加し、キャンプを初めて体験するという兼村匡さん(40)は「子どもたちと触れ合い、体験を通して、子どもたちが何かを感じ取ってほしいと思っている」と話した。
参加者は入所式後、職員の指導を受けながら、中庭に宿泊用のテントを設営。食堂で昼食を済ませた後、高野漁港に隣接する海岸でシーカヤックを体験した。
この日の夕食は親子で野外炊飯。ライスクッカーで米を炊きビーフシチューを作り、料理に舌鼓を打っていた。
同催しは、自然体験活動の必要性を培い、活動を通して、家族間や参加者との心の触れ合い、絆を深めることなどを目的に開催されている。