庭造りの楽しさ再発見/グリーン部会主催
緑の街角賞入賞宅見学会
宮古島市市民運動実践協議会グリーン部会(友利吉博会長)は8日、緑の街角賞入賞者宅の見学会を実施した。市民と同部会のメンバー約40人が参加。家族で庭造りを楽しんでいる人たちからポイントや工夫などを聞き、庭造りの楽しさを再発見した様子だった。
同部会の友利会長が解説役を務め、緑の街角賞や植栽美化賞、緑化推進賞、緑化美化賞に輝いた庭をバスで巡った。
このうち、1995年に緑の街角賞に輝いた志堅原朝善さん(平良荷川取)の庭は、トラパーチンの飛び石やレンギョウ、リュウキュウマツなどがバランス良く配置され、きめ細やかな美しい庭を造っている。
志堅原さんは、家を新築した時から庭造りを始めたと言い「高低差を付けてメリハリのある庭造りを心掛けている」と話した。
自慢は庭中央にあるブーゲンビレアで、白い花が満開になると孫が「チョウチョウが止まっているみたい」と喜んでくれるという。
志堅原さんは「花いっぱい運動は行政に頼らず、通り会の皆さんとコツコツと花を植えたり育てたりすることが大事」と語った。
グリーン部会長の友利さんは「緑の街角賞を受賞すると、隣近所に波及していき、通り会が緑豊かな空間に生まれ変わる。この賞の狙いはここにある」と話した。
隣近所の人たちを誘って参加したという砂川泰忠さん(65)=平良東仲宗根=は「手入れの仕方など参考になる。庭造りを通して、隣近所ともつながっていける」と笑顔だった。