18歳以上の新有権者1206人/宮古島市
今夏の参院選から適用予定/各高校、授業で周知図る
選挙で投票できる年齢が18歳以上に引き下げられることに伴い、宮古島市の新たな有権者(3月9日現在)は1206人(男性623人、女性583人)になることが市選挙管理委員会の調べで分かった。今夏の参院選から適用予定されており、各高校では総務省の資料などを基に、授業の中で周知を図っている。現行の20歳以上の有権者(3月1日現在)は4万2684人。
選管は参院選を7月10日執行と想定した上で、住民基本台帳に登録されている人から誕生日を割り出した。
それによると▽18歳181人(男性91人、女性90人)▽19歳580人(男性307人、女性273人)▽20歳445人(男性225人、女性220人)-。
総務省と文部科学省は、選挙権年齢の満18歳以上への引き下げに対応し、学校現場における政治や選挙等に関する学習内容の充実を図るため、生徒用副教材と教師用指導資料を作成した。
宮古地区4高校の取り組みについては、市議会3月定例会一般質問で、下地淳徳選挙管理委員長が説明。各高校とも総務省、文科省が作成した資料やパンフレットを活用し、公民や現代社会などの授業を通して生徒たちに周知を図っているという。
一部の高校では生徒会役員選挙を通して、模擬投票も予定されている。