総消費額は4億4997万円/プレミアム商品券
新規喚起は1億1346万/商工会議所が副市長に報告
2015年度に実施された「美(か)ぎ島(すま)宮古島プレミアム商品券」の事業主体であった宮古島商工会議所の下地義治会頭らは10日、市役所平良庁舎で長濱政治副市長に事業の完了を報告。同事業実施に伴う総消費額は4億4997万円、新規に喚起された消費金額は1億1346万円と類推されることなどを説明した。
販売価格より30%から40%多い金額の買い物が市内の登録店舗でできる同商品券は、品目を限定せず使用できる「普通プレミアム」、宮古の特産品限定の「指定特産品プレミアム」、E3給油専用の「E3プレミアム」、未成年の子供が3人以上いる世帯のみが購入できる「多子世帯プレミアム」の4種類を発行。利用期間は7月7日から12月31日まで、取り扱い登録店舗数は286店だった。
販売枚数と発行総額は「普通」が64万3578枚で3億2178万9000円、「特産品」は2万8000枚で2800万円、「E3」は5万5020枚で2751万円、「多子世帯」は5万1814枚で2590万7000円だった。合計販売枚数は77万8412枚で発行総額は4億245万円となった。
発行総額のうち実際に買い物に使用され金額(換金総額)は99・6%に当たる4億70万1500円で、0・4%、174万8500円分は販売されながら使用されなかった。
商工会議所が商品券購入者約300人にアンケート調査を行った結果、商品券の額面を上回る買い物をし、商品券プラス現金で支払いをしたケースもあり、同事業実施に伴う総消費額は発行総額を4752万2149円上回る4億4997万2149円と類推。商品券があることで普段では購入してこなかった新規に喚起された消費金額は1億1346万3722円と類推する。
下地会頭らから事業完了の報告を受けた長濱副市長は「年度途中から始まった事業で、どれだけ販売できるのかやきもきしたが、これだけ販売できれば大成功。換金率も高い方だと思う」と感想を語った。