11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
イベント
2016年5月11日(水)9:01

園児がかち割りに挑戦/県宮古農水振興センター

「黒糖の日」消費拡大でPR


黒糖のかち割りと合わせて試食する園児ら=10日、あたらす市場

黒糖のかち割りと合わせて試食する園児ら=10日、あたらす市場

「黒糖の日」の10日、県宮古農林水産振興センター(植田修所長)はJAファーマーズマーケット「あたらす市場」前で黒糖の消費拡大セレモニーを実施した。心愛保育園の園児12人が「ありがとう」「おいしい黒糖」と書かれたたすきを掛け、多良間産黒糖のかち割りに挑戦。黒糖には体に良いミネラルやビタミンが豊富に含まれており、園児たちは試食しながら「おいしい」と歓声を上げていた。  宮古では四つある製糖工場のうち、宮古製糖多良間工場が含蜜製糖(がんみつとう、黒糖)、宮古製糖城辺工場、同伊良部工場、沖縄製糖が分蜜糖(ぶんみつとう、粗糖)を製造している。


含蜜糖は、砂糖結晶と母液の糖蜜を分離せずに全体を固化し、結晶化したもの。分蜜糖は、原糖など糖と蜜との混合物を遠心分離機や布袋に入れて、蜜を分離した砂糖。


2010(平成22)年、県と製糖企業と含蜜糖を生産する市町村で構成する県含みつ糖対策協議会が「5月10日」を語呂合わせで「黒糖の日」と定めた。


セレモニーで、園児たちは元気いっぱいに踊りを披露。参加者らは、大きな拍手を送っていた。


黒糖ブロックの総重量は60㌔。園児たちは軽くて丈夫なゴムハンマーでかち割りした。辺りに甘い黒糖の香りが漂い、食欲をかき立てていた。


主催者を代表して植田所長は「黒糖は、県内八つの離島で生産され、その中でも宮古地域の多良間島は、全体生産量の4割を占め、県内最大の産地となっている。また多良間村では一昨年に全サトウキビ農家が化学肥料や農薬を減らし、環境に優しい農業に取り組む農業者として、エコファーマーに認定されている。多良間産黒糖は、付加価値が高く、健康甘味食材として、全国的にも注目されてきている」と高く評価した。


宮古製糖の饒平名健二農務部長は「宮古製糖多良間工場は2日に今期の製糖を終了した。農家や関係者らの努力により2万683㌧の原料搬入があり、2412㌧の産糖量となった。製造技術の向上で商品として良質な黒糖が出来上がった」とアピールした。


神里美由樹さん(37)は友人と一緒に試食。「黒糖は柔らかく口の中で溶けていたので美味しかった。家庭では黒糖を使ってカップケーキを作っている」と笑顔で語った。  県宮古合同庁舎では9日~13日まで「黒糖の日」パネル展を開催している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!