エコの島で走り満喫/市制5周年記念 第1回宮古島マラソン
秋空の下1362人が完走
市制5周年を記念した第1回エコアイランド宮古島マラソン(主催・市、市体育協会、宮古島観光協会)が31日、市陸上競技場を発着点とする同競技場付設公認マラソンコースで行われた。フル709人、ハーフ704人の計1413人が出場。秋晴れの下、宮古島の自然を満喫しながら完走を目指した。完走者は1362人で完走率は96・39%だった。
午前8時にフル(42・195㌔)、同9時にハーフ(21・0975㌔)がそれぞれスタート。天気は曇り、気温23・2度でまずまずのコンディションだったが、7㍍の強風が後半、選手たちを苦しめた。
初めての大会とあって島外からも大勢のランナーが参加。動物などの着ぐるみや奇抜なユニホームを着て沿道の目を引くなど、それぞれが大会を楽しんでいる様子だった。
ゲストランナーの土佐礼子さん(2007年大阪世界陸上3位)、市河麻由美さん(2000年北海道マラソン優勝)も市民ランナーとともに走り交流を深めた。
ゴールには家族や仲間たちが出迎え。テープを切った後には、笑顔が広がり胸には完走メダルが輝いた。
開会式で大会長の下地敏彦市長は、エコアイランド宣言をし太陽光発電や風力発電、バイオエタノールなどの各種実証実験で低炭素社会の実現に向けて取り組んでいることを強調。その上で「エコとスポーツの融合を目指した本大会を通じて、地域住民とランナーとの交流が育まれ、さまざまな方向へと発展していくことを期待する」とあいさつした。
参加者を代表して本村邦彦さん(宮古島市平良)が「宮古島の自然を満喫し、応援を力に完走することを誓う」と選手宣誓を行った。
同マラソンは、体力の向上を図り、新たなスポーツイベントによる観光振興と地域の活性化に寄与することが目的。フルには県外274人、島外162人、地元377人がエントリー。ハーフには県外207人、島外111人、地元474人の計1605人が参加を申し込んだ。
完走者の内訳はフル671人(完走率94・64%)、ハーフ691人(同98・15%)だった。