社会・全般
2016年5月14日(土)9:01
現状を訴え島内パレード/民生委員活動に理解を
民生委員児童委員の活動を広く知ってもらおうと13日、関係者が集い市内をパレード、日頃の活動をPRした。
パレードは12日から始まった民生委員児童委員活動強化週間の一環として実施されたもの。
近年、宮古島市においても児童および高齢者への虐待、不登校、社会的孤立による貧困など、福祉的課題が増えつつあることから、地域福祉の推進役としての活動を通じて現状を広く知ってもらおうというもの。
パレードに先立ちマティダ市民劇場前で福祉機関団体の関係者多数が参加して出発式が行われた。宮古島市民生委員児童委員協会の砂川栄会長が「来年度で民生委員制度は100周年を迎える。その間、多くの市民が民生委員としてたゆまぬ福祉活動を重ねてきた結果、民生委員の数も増大の一途をたどっている。しかし、福祉の現状は子どもの貧困に象徴されるように厳しいものがある。現状を打開し明るい地域にするためにも民生委員の活動存在は不可欠で、課題解決に奉仕の心をもって協力していきましょう」と主催者あいさつを行った。
そして、それぞれの参加者が車両に分乗して伊良部島と宮古本島一円をパレードし民生委員の役割と現状を訴えた。