3期目当選に気勢/座喜味氏総決起大会
離島の振興発展を訴え/自民公認と実績アピール
任期満了に伴う県議会議員選挙(5月27日告示、6月5日投開票)宮古島市区(定数2)に出馬を表明している現職の座喜味一幸氏(66)=自民=の総決起大会が14日、マティダ市民劇場で行われた。座喜味氏は自民公認と2期8年の実績を前面に掲げ、3期目当選に向けて集まった支持者に支援と協力を呼び掛けた。
主催者あいさつで下地明後援会会長は「今回選挙は保守分裂選挙。革新は1人で余裕の選挙だが、保守は2人が出馬予定で厳しい選挙。頑張っている座喜味氏を再度、当選させて宮古の農業をさらに発展させよう」と支持を訴えた。
登壇した座喜味氏は「政府との喧嘩と裁判闘争で時間を浪費している今の沖縄県政を正すためには自民党公認の私をぜひ県政に送ってほしい。140万県民のうち、離島に住んでいるのは13万人余しかいない。離島の痛みや問題を頑固なまでに訴える『離島議員』として今後も頑張りたい。そのために、皆さんの支持を受けて『当選』の2文字を勝ち取りたい」と3期目に向け決意を示した。
激励のあいさつで下地敏彦市長は「自民党公認を受けて立候補する座喜味氏を応援して当選させることが大切。離島振興のために行動する座喜味氏をぜひ当選させてほしい」と訴えた。
自民党県連の具志孝助幹事長も激励のあいさつで「油断大敵」を訴えながら最後まで気を引き締めた選挙を呼び掛けた。
島尻安伊子沖縄・北方担当大臣、西銘恒三郎衆院議員、下地幹郎衆院議員らから激励のメッセージが寄せられ、座喜味氏当選に支援と協力を求めた。
そのほか、公明党の高吉幸光氏、市議会21世紀新風会の新里聡氏、市議会宮古会の仲間賴信氏が連帯のあいさつを行い、座喜味氏再選に一致団結した取り組みを誓った。
座喜味 一幸(ざきみ・かずゆき) 1949(昭和24)年12月15日生まれ。平良字西仲宗根出身。琉球大学卒業後、沖縄総合事務局に入局。元宮古土地改良区事務局長。2008年県議選で初当選。現在2期目。