新規就農者は82人/グッジョブ推進会議
青年農業者は329人に
2016年度宮古地区農でグッジョブ推進会議が17日、県宮古合同庁舎で開かれた。この中で就農に関する15年の実態調査の結果が示され、新規就農者は82人だったことが分かった。青年農業者は329人。同推進会議では、引き続き就農をサポートする講座を通して担い手の育成を図る。
新規就農者とは15歳以上65歳未満で、調査対象期間中新規に就農した者。実態調査によると、15年の新規就農者は中高年43人、青年39人の計82人で、全県の新規就農者349人に占める割合は23%だった。
15歳以上45歳未満で年間150日以上農業に従事している者を指す青年農業者は前年より25人増えた。
青年農業者は13年まで200人台だったが、14年に300人台になると15年も増えて329人となった。
関係機関・団体で構成される農でグッジョブ推進会議の取り組みが確実な成果として表れている。
同推進会議は、農業に魅力を持てる環境づくりを推進することが狙い。農業従事者の高齢化に伴う担い手不足を解消するため、各種事業を通して若者の就農をサポートしている。
17日の会議では15年度の実績や決算、16年度の事業計画と予算を確認。新年度も新規就農サポート講座や就農ステップアップ講座を実施することを決めた。
同推進会議の平良正彦会長は「高齢化が進む中、宮古の農業をさらに伸ばすためには、農家、担い手の確保が必要だ」と述べ、参加委員に協力を求めた。
新規就農サポート講座の対象者は就農3年以内の新規就農者、青年農業者、就農希望者。30人程度を募集する。受講料は無料。講座は6回で6月から11月に開く。開講時間は午後2時から4時。場所は宮古農村青少年教育センターとなる。
同講座に関する問い合わせは県宮古農林水産振興センター農業改良普及課(電話72・3149)まで。