社会・全般
2016年5月18日(水)9:02
「家族に感謝の心を」/家庭倫理講演会
内田靖士さんが「いのち」語る
家庭倫理講演会が15日午後、市中央公民館で行われた。倫理研究所の内田靖士さんが、「『いのち』の輝き」と題して講演。「私たちは一人で生きているのではなく、家族に生かされている。まずは家族に感謝の心を」と呼び掛けた。
内田さんは、命の重さと家族の大切さを語った。東日本大震災の被災者や、自分の両親のことを紹介しながら話を進めた。
苦難について、内田さんは「悩みや困っていることは体で言えば痛みのようなもの。痛みは体の不調を伝える知らせであり、苦難は自分を苦しめている原因を教えてくれる」と前向きに捉えるよう助言した。
その上で「悩みや心配事はあると思うが家族に尽くせばきっと良くなる。家族に温かく接してほしい」と促した。「まずは夫婦が仲良くすること。子どもは自分の両親が仲が良いだけで喜ぶ。仲が悪いと寂しさしか残らない」と話し、家庭を良くすることの重要性を繰り返し説いた。
この日は内田さんの講演に先立って喜屋武幸清さんが「倫理は奇跡を生む『打ちでのこづち』」をテーマに実践報告を行った。