宮古管内自動車税 今年度は4億390万円/県宮古事務所
納期内納付へ協力呼び掛け/「宮古島まもる君」もPR
県宮古事務所の久貝富一所長らは18日、同事務所で会見を開き、5月31日が納付期限となっている自動車税について、今年度の宮古管内での対象車両は1万2129台で、合計税額は4億390万円となることを発表するとともに、納期内に納付するよう市民に協力を呼び掛けた。今年度は「宮古島まもる君」が納付を呼び掛けるたすきを身に着けPRに協力している。
4月1日現在の所有者に課税される自動車税の2016年度宮古管内での課税件数は前年度比411件(3・5%)増の1万2129件で、合計税額は1074万2000円(2・7%)増の4億390万8000円となっている。
15年度の納期内納付率は82・1%で、県平均の83・5%に1・4ポイント届かなかったほか、前年度比でも0・2ポイント減少している。自動車税の収入率は14年度決算値で99・0%と非常に高く、県平均の97・9%、全国平均の98・1%を上回っている。
15年度に納期内納付された件数を納付利用機関別に見ると、トップは銀行、農協などの金融機関で5124件(54・4%)、次いでコンビニの3222件(34・2%)。郵便局は583件(6・2%)、クレジットカード(Yahoo!公金支払い)は498件(5・3%)だった。
会見で久貝所長は、14年度決算値の自動車税は県税収の12・7%を占める重要な財源で、財源の安定確保や納付期限後の催告や差し押さえなどのコスト削減などのためにも納期内納付が重要になるとの考えを示し、5月31日までの納付を行うよう市民に協力を呼び掛けた。納期内に納付できなかった場合には年率9・1%の延滞金が加算される。
納期内納付への協力を呼び掛けるため、納付期間中、市内の「宮古島まもる君」に納付を呼び掛けるたすきを着ける取り組みを今年度から初めて行っているほか、コンビニなどに5月が自動車税納付月であることをPRするのぼりを設置して周知を図っている。