きょうから有害鳥獣駆除/市農水部農政課
21日までの3日間実施/道路通行止め
サトウキビなど農作物に被害を及ぼしているイノシシ(イノブタ)の駆除がきょう19日から、3日間の予定で始まる。市の依頼を受けた県猟友会石垣地区から15人の会員が10匹の猟犬を使って駆除を実施する。市は銃器を使用するため、駆除地区を立入禁止にする。立入禁止地区に進入する道路は、一般車両は原則通行止め(出漁などで港に向かう車を除く)になる。市は期間中、駆除地区に(特に見物などで)近寄らない、または入らないよう、市民の協力を呼び掛けている。
19、20日の駆除地区は浦底漁港周辺の県道83号線(通称1周道路)から海側一帯の予定。19日は午後3時~同7時、20日は午前8時30分から午後7時まで駆除を実施する。
21日は長間地区(ホテルトミエ周辺)の県道83号線から海側の地区で実施する予定=地図2参照。時刻は午前8時30分から午後7時まで。
立入禁止区域に入る道路には「車両通行止め」「有害鳥獣(イノブタ)駆除実施中」の看板が設置され、人員が配置される予定。
3月9、10日に行われた調査で、野生化したイノブタがおよそ20~25匹生息しているとみられている。飼育下のイノブタが繁殖期を迎えていることから、野生化した個体も同様の時期にきているとみて、この時期に一斉駆除することを県猟友会石垣地区に依頼した。
過去5年間(2011~15年度)で駆除されたイノブタは11匹。市農政課は今回の駆除作業後、さらに被害が出るようなことがあれば、秋にも同様の駆除を実施したいとしている。